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ESUHAI新社屋・KAIZEN新校舎の竣工式
2013/09/18
1963
2013年9月12日弊社の新社屋・新校舎の竣工式が正式に行われました。

弊社の新社屋・新校舎は国際協力機構(JICA)から選ばれ融資を受けて、JICAとACB銀行とESUHAIの2ステップローンです。この融資は 「新成長戦略実現2011」に基づき、10年ぶりに政府開発援助(ODA)による海外投融資が再開されたものです。新社屋・新校舎が24教室、2会議室で1日3部制で最大3000人の学生を収容することが出来ます。

竣工式にご出席して下さったのは

・労働傷病兵社会省副大臣グエン・タイン・ホア様

・在ホーチミン日本国総領事日田春光様

・元国会議員・社会問題対策委員会委員長グエン・ティ・ホアイ・トゥ様

・前日越友好議員連盟会長武部勤様

・国際協力機構(JICA)ベトナム事務所所長森睦也様

・アジアコマーシャル銀行(ACB)頭取ドー・ミン・トアン様

とKAIZEN吉田スクール名誉校長吉田允昭様、行政機関、日本及びベトナム顧客と新聞社の100名以上でした。

竣工式は「春の海」という日本の伝統な曲の演奏で始まり、弊社社長からの竣工式の開幕のご挨拶を行いました。

弊社社長が竣工式での開幕のご挨拶をしました

本日は、大変お忙しい中、また遠路にもかかわらず、当社ESUHAI新社屋・KAIZEN吉田スクール新校舎の竣工式にご臨席いただきまして、誠にありがとうございます。

当社にとって新たなスタートとなるこの日を皆様と共に迎えることができましたことを心よりうれしく思います。また、これまで多大なご支援をいただきました皆様に、改めまして感謝申し上げます。

お世話になった企業の皆様

また、本日ご臨席いただきました皆様におかれましては、私が起業したころから長年お世話になっている方にも多数ご列席いただいております。

会社立ち上げの本当に苦しかった時期にご支援いただいた山本社長、平江取締役、

帰国生を信頼し、私たちの第1号のベトナム進出の会社様となった奥富社長、

帰国生を活用し、はじめてベトナムに日本の壁紙のすばらしさを伝えてくださった柳会長、ずっと昔から陰ながら温かく応援して下さっている(橋本顧問)、大貫さんご夫婦、

今の私があるのは、そこから始まったと思っており、当校の名誉校長も引き受けて下さった吉田允昭様、その他にもご参列いただいている皆様、今まで出会ってきたすばらしい方々、改めて本当にたくさんの方々に恵まれて、ここまでくることができましたことを実感致しております。

それと同時に、私は自分が今まで恵まれてきたこのような出会いを、これからベトナムのたくさんの若者たちに与えていくことが使命だと、今日また実感している次第です。

事業の基礎づくり

私はベトナム人として日本で商習慣、会社の在り方などを学び、べトナムの文化や商習慣と融合させた事業の基礎を作ることができました。それは、すぐにできたわけではなく、受入団体、受入企業様、ベトナムと日本の労働省、国際研修協力機構などの行政にもご指導、ご協力いただきながら10年以上の時間の中で一つ一つの信頼関係ができ、やっと今日にいたることができたと思っております。

繰り返してきた会社の移転

Esuhaiは、小さな事務所から初めて、約2年に1回、学生や社員の人数の変化に伴い、事務所の移転をしてまいりました。事務所の移転は問題ないのですが、毎回学校も移転することは、私にとってはどうしても避けたいことでした。

私の目標は、教育事業を進めて行くことであり、そのためには教育施設という土台は1つの場所に根付かせていきたかったのです。しかし、まだ若い会社ですし、その余裕はありませんでした。

そんな際、現在当校の名誉校長でもある吉田様と出会い、当社に多大なご支援とチャンスをいただきました。その中で、JICA様にもお会いすることができました。

JICAの海外投融資

そして、JICA様にて再開されました「海外投融資制度」の中で、民間企業向け制度の全世界において適用第1号として採用いただきました。産業人材育成の学校建設を目的として、約2年の調査や審査を経て、2011年11月11日、調印式を迎え、さらに約2年を経て、今日を迎えることとなりました。改めましてここまで数々の困難にご尽力いただきましたJICAの皆様、ACBの皆様に心より感謝申し上げます。ここに学校の土台を持ち、ここで教育事業を根付かせていけるという意味でも、我々にとって、今日は歴史的に大きな意味を持つ日となります。

新学校展開

すでに一部業務も開始しておりますが、新しい施設を持つことで、通常教室24、ホール2つを活用すると一度に合計800名の学生を収容することができ、それと現在の学校の200名を合わせ、それぞれ1日3部制で展開すると、1日最大3,000名が学ぶことができるようになります。

 社員は現在ベトナムサイド85名ですが、今後この事務所が増えることで、新たにKAIZEN40名、Esuhai70名、帰国生の人材紹介を含めたべクラムジャパン部門20名の合計130名が増員でき、最大200名体制での事業推進が可能となります。

今後、日本からも続々と学生たちが帰国してきます。第2ステージとして、我々が目指す形は、帰国生を活用した中間管理層や専門性のある人材の育成・紹介やベトナム進出をさらに推進していくことです。実際に、帰国生を活用した進出例は、経済産業省でも成功事例として複数取り上げていただいております。今後も、この施設を本部とし、今までの事務所も併用しながら、より一層の事業推進に努めて参ります。

社員の歓び

ここに移転し、「ここがこれからうちの会社だ、学校だ」と歓ぶ社員、教師の目を見て、とりあえず私としては最高の気持ちです。

これから、社員とその喜びの気持ちを力にして、KAIZEN吉田スクールをしっかりとした第2ステージに発展させていきたいです。

完成を目指して

この度の竣工式は、私は絶対にどうしても旧暦の8月8日の今日行いたいと思っておりました。日本でもベトナムでも8月8日は末広がりのとても縁起のいい日であり、JITCO->JICAの調印式はたまたま2011年11月11日で、始まりを意味する日となりました。それでどうしてもこの日にスタートしたかったのです。業務が一部すでに開始しているとはいえ、まだこれから手を加えないといけない部分もあります。まだ見苦しい部分もあるかと思いますが、それでも、今我々が精一杯できることをしようと、全員で土日も徹夜もしながら作ってきた形として後ほどご覧いただければと思います。

業者への御礼

そして、ここまでデザインから、工事業者、建設業者、監査会社、建設会社の皆様には、本当に日々ご努力いただきました。徹夜での工事もありましたが、私も現場に入る中で、皆様が一丸となり、きちんとした学校を建設したいという姿を感じて参りました。そして、とりあえず、本日竣工式と言う形で、今までお世話になっている方々にお披露目することができました。みなさまと一緒にこの式典を迎えられたことをとても嬉しく思います。

ただ、未完成な部分も多々あります。未熟な我々、未熟な学校はもっと発展していかなければなりません。今後、学校もぜひ今以上にきちんとした形になるよう、一緒に協力して作ってきましょう。

2020年を目指して

最新ニュースでは、2020年、オリンピックは東京で開催される事となりました。きっと日本はこの機にスポーツ大会としてだけでなく、いろいろな分野で世界に技術や文化を発信することになると確信しています。そして、ベトナムは「2020年を目途に先進工業国となるための基礎を築き、社会主義路線に沿った工業化・近代化を加速する」ことは国としての目標でもあります。ベトナムと日本は戦略的パートナーでもあります。Esuhaiも微力ながら、日本とベトナムの計画の実現に向け、共に成長していきたいと思います。

これからもよろしくお願いします。

今日までの皆様のお力添えに感謝しますとともに、これからも社員一同、今後の日越の新たな明るい未来を目指して、一人でも多くのベトナムの若者に学ぶチャンスを与え、我々もますます邁進してまいる決意をしておりますので、皆様今後とも何卒引き続きのご支援・ご指導・ご鞭撻のほどをお願い申し上げます。

最後に、改めて本日は誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

弊社社長の開幕のご挨拶後は竣工式に出席して下さった方々の発表です。

労働傷病兵社会省副大臣グエン・タイン・ホア様

この度はこのようなおめでたい席にお招きいただき誠にありがとうございます。また、ベトナム労働・傷病兵・社会省を代表しまして、日本の独立行政法人国際協力機構(JICA)の海外投融資事業再開後第1号案件をベトナム民間企業であるESUHAI社が受けていることを大変嬉しく、ありがたく存じます。

 近年日越関係は政治的、文化的、経済的その他多方面にわたって急速に発展してきており私たちとしても大変嬉しく思います。経済面で言えば、2012年に新たにベトナム進出を果たした日本企業は300社を超え、ベトナムで事業展開する日系企業は1800社に上っています。

 文化面で言えば、2013年は日越外交関係樹立40周年を記念し「日越交流年」と定め、両国政府および民間レベルで様々な企画、イベント、交流などが行われています。このような動きを見ても今後日越関係は大きく発展を遂げていくものと思われます。

 ベトナムが日本に技能実習生を派遣し始めてから20年あまりたちました。

日本の技能実習生制度がベトナムの若者が高い技術・意識を身に付ける手助けをし、2020年工業国化への確かな貢献をしているということでベトナム政府も常に注目しています。

そのような中で、我々ベトナム労働・傷病兵・社会省管理下にある技能実習生送り出し機関ESUHAI社が日本政府のODA支援を受けているということは、ESUHAI社が行っている技能実習生事業のスタイルが評価されていることの証であります。今後も引き続き技能実習生の能力・質向上の教育モデルをよりブラッシュアップしていくことを期待しています。そして日本で学び、事業を立ち上げ今日まで発展させてきた20年にわたるロンソン氏の努力を高く評価しています。

 2011年経済産業省が行った外国人技能実習制度の成功事例調査ではベトナムでの成功事例が大いに取り上げられており、その半分以上がロンソン氏が教育・育成した実習生でした。ESUHAIで教育を受けた元実習生達はベトナムの日系企業や、ベトナム企業から信頼され、重要な役割を果たすポジションに就いている人がたくさんいます。

 本日ここにいらっしゃる在ベトナム日本国大使館、在ホーチミン日本国総領事館、日本ベトナム経済フォーラム武部様、吉田様、そしてベトナム人技能実習生を受けれいれていただいている監理団体・実習実施機関の皆様からは、ベトナムの技能実習生に関して、またESUHAI社に対しても引き続きご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

 独立行政法人国際協力機構の海外投融資という形での支援が、技能実習生送出しのモデルをより拡大させ、大きな成果を生み、ベトナム企業の確固たる発展に結びついていくことを願っています。

 

在ホーチミン日本国総領事日田春光様

本日は、KAIZEN吉田スクール新校舎兼ESUHAI社新社屋ビルの竣工式にお招き戴き、誠に有り難うございます。日本国総領事館を代表して、一言お祝いの言葉を申し上げます。

近年、日越関係は、戦略的パートナーシップに基づき、官民レベルで益々緊密になってきております。 そして、 日越の協力関係は、政治や安全保障の分野にも拡大しています。 本年1月、安倍総理が就任後、初の外遊先としてベトナムを訪問したことは、かかる親密な現下の日越関係を象徴しています。

このたびのエスハイ社様による新校舎建設は、制度再開後初のJICAによる海外投融資事業であります。これは「産業人材育成事業」であり、優秀な産業人材の育成を担う御社の事業拡大のための新校舎建設に対する資金をJICAが海外投融資を通じて支援するものです。

エスハイ社様は2006年に設立され、これまでベトナムの工業化と産業発展に不可欠な産業人材育成に取り組んでおられ、ベトナム国内の技術力の向上や裾野産業の発展に寄与しております。一方で、日本国内へ、若くてやる気あふれるベトナム人を送り出し、日本企業の発展にも寄与するとともに、日本企業のベトナム進出やベトナムでの事業の担い手としての人材活用の支援もされておられると伺っております。今般の事業は、2020年までに近代工業国家を目指す、ベトナムの国づくりにも少なからず貢献するものと確信します。

最後に、エスハイ社様の日越両国の発展に寄与する事業活動の、ますますのご発展をお祈り申し上げますとともに、本日ご列席の皆様方のご健勝とご多幸をお祈りし、私の挨拶に代えさせて頂きます。

 

元国会議員・社会問題対策委員会委員長グエン・ティ・ホアイ・トゥ様

本日はカイゼン吉田スクール新校舎兼ESUHAI社新社屋ビルの竣工式にお招きいただき、嬉しく感じておりますし、大変感動いたします。16ヶ月前、2012年5月11日に、私と本日にご出席の何名様かとこのプロジェクトの起工式にお招きいただきました。以後、毎日見守っておりますし、プロジェクトが最高の品質レベルで早く完成するように祈っているばかりです。そして、本日にご覧のとおりにエスハイの皆様、施工企業の皆様の努力によって、望まれた工事が無事に終了しました。

わたくしはエスハイという数名の従業員しかいなかった若い民間企業のことを2006年に設立されてからずっと見守ってきた機会を得て、大変光栄に思います。当時、施設も教育規模も質素なものでしたが、エスハイの理事会の下で従業員、講師の皆様が絶えずに努力した結果、学生の人数が年々増加し、教育の質も高められて、お客さんから信頼されています。

そのような成果で、エスハイ社は皆様からも信頼され、支援されていると思います。やはりそれもODAの融資対象としてJICAに選抜された要因のひとつになると思います。世界経済が困難な状況に陥っている中、皆様の努力によって資金が速やかに運営され、本プロジェクトが順調に実現でき、高い品質に達しています。取締役社長・校長レ・ロン・ソンさんのお礼の言葉に続き、わたくしからもエスハイ社、カイゼン吉田スクールを支援してくださった皆様に心より厚く御礼申し上げます。

2013年9月9日発効されたトウイチェ新聞に興味深い記事がありました。それは「日本から帰国した優秀な技能実習生がベトナムに投資活動を行う日本企業の架け橋人材になり、重役やリーダーとして活躍している」とありました。記事に紹介された実習生の中ではカイゼン吉田スクール卒業生が沢山います。エスハイ社は日本企業に帰国した実習生を紹介したのです。この有意義なことからみれば、エスハイ社とカイゼン吉田スクールは両国の関連機関だけではなく、マスメディアとベトナムにある日系企業にもあつく信頼されています。

この場を借りまして、労働傷病兵社会省副大臣グェンタィンホア様をはじめ、日本総領事日田春光様、武部勤先生、吉田充昭様、やすいたけひろ様、そして、ご来賓の皆様がエスハイ社、カイゼン吉田スクールの講師と学生たちにもっと支援していただき、優秀なベトナム人青年を日本へ送り出し、専門知識、技術を学習するチャンスを与えるようにお願い申し上げます。彼らはわが国の発展、工業化、近代化に重要な人材になるからですし、将来は日本ーベトナムの戦略的パートナシップの発展の架け橋人材でもあります。そして、エスハイ社は初めての事例として今後同じようなプロジェクトも日本政府からODAの融資が承れるよう期待しております。

最後に、列席の皆様方、エスハイとカイゼン吉田スクールの皆様のご健勝とご多幸をお祈りし、私の挨拶に代えさせていただきます。

 

前日越友好議員連盟会長武部勤様

本日は、ESUHAI社新社屋ビルKAIZEN吉田スクール新校舎竣工式、誠におめでとうございます。

日本とベトナムの国交樹立40周年という記念すべき年に、こうしてベトナムと日本の皆様と共に、新しい第一歩を踏み出そうとしている若さとやる気にあふれるEsuhai皆様をお祝いできることを嬉しく思います。

この度、独立行政法人国際協力機構の再開後初の海外投融資制度により、Esuhai社の産業人材育成のための学校が建設されたことは、大変意義あることと思います。

私は長年、ベトナムと日本との友好関係を深めるため、度々ベトナムを訪れました。そして近年、ベトナムと日本との交流が盛んになるに従い、人的な交流もより一層求められるようになりました。特に、ベトナムの若者が来日することで、現在のベトナムの産業の成長に必要な技術を習得することができ、日本の産業も若手の人材の活躍で活性化できるというのは、両国にとって大変プラスとなる交流です。

そんな中で、親友である吉田代表より、日本企業で働きたいというベトナム人に日本語や就労に必要な教育を行っているKAIZEN吉田スクールが、新校舎建設をすると伺いました。JICAを通じ、我が国としてもそのような学校建設を支援できることは、今後の日越の人材育成の一助になることと確信しています。

私も、日越経済フォーラムの事業を推進する中で、人材育成に主眼を置き、日越大学の設立を進めております。ベトナムの発展には必要不可欠だと考えるからです。

今後、KAIZEN吉田スクールから巣立った若者たちが、若者の少ない日本で活躍し、また母国ベトナムに戻りさらにベトナムで力を発揮し発展していくことができれば、両国の足りないところを補いあい、共に発展していくことができるようになるでしょう。明日のベトナムを作る若い世代に、ぜひ大きな夢と実現する力を与え続けてほしいと心から願っています。

Esuhai社の今後の発展と、ロンソン社長を始め、社員みなさんの今後のご活躍、そして本日ご列席の皆様のご健勝とご多幸をお祈りし、ご挨拶とさせていただきます。 

 

国際協力機構(JICA)ベトナム事務所所長森睦也様

エスハイ社の皆様、本日は新校舎の竣工、誠におめでとうございます。

エスハイ社のロンソン社長から私共が新校舎建設のお話を頂いたのは、今から3年ほど前になります。ロンソン社長ご自身も活用された技能実習制度を、より良く活用することで、ベトナムの人材育成、ひいては産業発展に貢献しつつ、日本との人材交流を強化して行こうという強いご意思に触れ、国際協力機構が新しく開始した海外投融資制度を活用して支援していくことになりました。

ご存知の通り、国際協力機構は日本政府が実施する政府開発援助(ODA)の実施機関として、ベトナムの社会経済発展に資する案件を支援してきております。その中で、従来の資金協力はベトナム政府が実施する公共事業への支援のみが対象となっていましたが、近年、国の発展に果たす民間企業の役割が増してきていることを踏まえ、2010年に民間企業向けの資金協力を開始致しました。今回のエスハイ社の事業は、全世界においてその制度適用の第1号となります。

エスハイ社の皆様が、ベトナムにおいて今後の更なる社会経済発展に必要不可欠とされる産業人材の育成事業を素晴らしい形で実施されていること、また経済交流・人的交流を通じて日本とベトナム双方の発展に寄与するものであること等から、第1号案件として協力させて頂くに大変相応しい事業だと考えています。

お話を頂いてから3年間が経ちますが、本日こうして竣工の日を皆様と迎えられたことを、私共としても大変嬉しく思います。

本校舎を活用して授業を受けられたベトナムの若い方々が、今後日本とベトナムの間を活発に往来して活躍される日が来ることを心より楽しみにしております。

最後になりますが、本校舎がベトナムにおける産業人材育成の拠点となり、エスハイ社様が益々ご活躍・ご発展され、日本とベトナムの架け橋となり、両国の戦略的パートナーシップに貢献されていくことをお祈り申し上げまして、私のお祝いの言葉に代えさえ手頂きます。

本日は誠におめでとうございます。

 

アジアコマーシャル銀行(ACB)頭取ドーミントアン様

本日はJICAの委託をうけて、本プロジェクトの資金の融資銀行として大変光栄で

すし、アジア銀行を代表して、心よりお祝いの言葉を申し上げます。

皆様 今回、エスハイの投資で出来た「日越技術人材育成センター」はアジア銀行を通じてツーステップローンというプログラムで実施した独立行政法人国際協力機構が選んだ初めてのプロジェクトです。このプログラムは日本政府の「2011年新発展戦略」により、これまで10年間停止されていた政府開発援助(ODA)の再開です。           

プロジェクトの資金を直接に提供する機関として、私たちは本プロジェクトの実施可能性、投資側としてプロジェクトの展開および資金を正しく使用する責任を持つエスハイ社を高く評価しております。実施の段階では客観的な要因で進捗状況が遅れてしまっていた時もありましたが、お互いの努力で事業を完成し、最高の品質を誇っています。

 ご存知のとおり、日本政府のODAはベトナムも含む発展途上国の支援財源であります。ベトナムではこの資金は大規模かつ先進のインフラ整備、医療、教育、福祉などといった社会の基盤を構築することに活用されています。そのほかに、新しい時代に求められている高い質のある人材育成事業、農業・農村開発および貧困撲滅活動、法整備と社会主義志向の市場経済の形成、環境と自然資源の保護、気候変動対応と持続性のあるグリーン発展などに使用されています。

上記のプロジェクトが日本政府の管理機関に厳密かつ明確に審査されていると理解しております。民間企業であるエスハイが投資した「日越技術人材育成センター」が述べた支援財源の対象になることはこのプロジェクトの高い実施可能性と社会的意義を物語っています。活動開始とともに、このセンターはベトナムの経済発展、社会安定化に貢献し、ベトナムの青年に仕事のチャンスを沢山作り出すと確信しております。アジア銀行の頭取として、本プロジェクトの実施可能性とその人文的側面を高く評価いたします。

プロジェクトを間接的に審査し、融資する側として私どもは本日に竣工された新学校はエスハイ、カイゼン吉田スクールの皆様にとって今後の更なる厚みのある発展につながるきっかけになると思っております。

今後、ACBとエスハイの間では多側面での協力が展開され、お互いの強みを発揮し、双方の持続性のある関係になると期待しております。

最後に、本日の竣工式にご列席の皆様方、エスハイとカイゼン吉田スクールの皆様のご健勝とご多幸をお祈りし、私の挨拶に代えさせていただきます。

 

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