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祝!グエン・ティ・ホン・ヴァンさんが「第八回全国外国人技能実習生日本語弁論大会」にて優良賞を受賞しました。
2014/07/24
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2014年6月28日全国ビジネスサポート協同組合連合会が主催する第八回全国外国人技能実習生日本語弁論大会が東京で開催されました。現在栃木県内で実習しているEsuhai-Kaizen吉田スクール出身の実習生、グエン・ティ・ホン・ヴァンさんがこの弁論大会に参加し、見事、優良賞を受賞しました。

東京大会には16名が参加し、優良賞に選ばれたヴァンさんには表彰状と賞金が贈られました。

表彰式で表彰状と賞金を授与されるヴァンさん

優良賞を受賞して本当に嬉しかったです。それ以上に緊張感を乗り越えて、自分で選んだ「私の信条」というテーマで発表することが出来て良かったです。

今回の大会に参加できたのは、自分の努力だけではなく、組合やEsuhaiのスタッフの方々、周りの友達の応援と指導があって出来たものだと思います。本当にありがとうございました。

発表原稿を準備するのに1ヶ月かかり、その後組合やEsuhaiのスタッフからアドバイスをもらいながら修正して仕上げることができました。特に組合の方はとても熱心に、話すスピードや発音の仕方、発表する際の動作などを指導してくれました。そして、練習する度にルームメイトの皆さんが審査員役をしてくれたり、発表の仕方について意見言ってくれたりました。

ヴァンさんから日本で実習している仲間とKaizen吉田スクールで勉強している後輩へメッセージをもらいました。

『家族から離れて、生活でも仕事でも大変なことがいっぱいありますが、自分に強い自信を持てば、成長までの道にある困難をきっと乗り越えることができると思います。』

 
 

2013年9月に一緒に入国した実習生達と

私の信条

グエン ティ ホン ヴァン

どんな人も、生まれてからいろいろな経験をして大人になり、今があると思います。私も皆さんと同じですが、今日は特別な体験のおかげで、今の私があるという話をしたいと思います。

私は子供の時、人見知りでした。ある時、私は父と一緒に、動物園へ行きました。そして、このときの出来事のおかげで、私の人生は180度変わりました・

私は、象さんが鼻で風船を取るショーを見ていました。私は、ショーよりも、象が持っている風船が欲しくなりました。しかし、じっと見ているうちに、ショーが終わってしまいました。その時、係りの人が、私に向かって、「風船がほしいですか?欲しかったら、象に歌を歌ってください。そうすれば、風船をプレゼントしてくれますよ」と言いました。私は歌うことは好きでしたが、人見知りで人前で歌うことは自信がありませんでした。

しかし、横にいた父は、私に向かって、こういいました。「ヴァンちゃん、風船が欲しいなら、自信を持って歌ってみましょう。大丈夫!ヴァンちゃんならできる!」私は、深呼吸をして、前に出て、多くの人の前で、歌を歌いました。

父はいつもこう言います。「やるからには、自信を持ちなさい。自分を信じてやってみなさい」。この言葉は、私にとって、励ましの言葉となっています。この言葉のお陰で、私は夢が叶い、日本へ来ることができました。

最近になって、父の言った意味が少しずつ分かるようになりました。困難な状況でも、自分の信念を持って、簡単に諦めず、自分を信じることができれば、きっと乗り越えることができます。父が、自分を信じることの大切さを教えてくれたおかげで、今の強い私がいます。

ここにいる皆さんは、皆夢があるとおもいます。これだけは覚えてもらいたいです。自分自身を信じなければ、失敗していることと同じです。自分を信じて歩んで下さい!

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