-水の事故、熱中症、自転車事故-
真夏を迎え、例年、技能実習生の海水浴中の溺死や技能実習中の熱中症が発生していますので、皆さんも十分に注意して下さい!
1、水の事故防止
(1) 遊泳場所として指定されている場所以外では絶対に泳がないこと。
(2) 飲酒後あるいは体調が不良な時は遊泳しないこと。飲酒をした後に川や海に入ると、心臓発作が起こりやすくなります。飲酒をしていなくても、川や海に入る時は、滑りやすかったり急に深くなることがありますので、足元に注意が必要です。また、海は岸に近いところでも、沖へ流れる速い潮の流れがあったりしますので充分に注意してください。
(3) 大雨(台風)の時や大雨の後には川には近づかないこと。川の様子は今は大丈夫なように見えても、上流の天候やダムの放流などによって大きく変化します。また、中州で遊んでいて、いつの間にか水かさが増し岸に戻れなくなることがあります。
2. 熱中症防止
(1) 熱中症の症状とは、めまい、立ちくらみ、こむら返り、大量の汗、頭痛、吐き気、体がだるい、体に力が入らない、熱がある、意識障害(呼びかけに対し反応がおかしいなど)、けいれん、運動障害(普段通りに歩けない)などがあります。
(2) 対処方法としては、いづれも涼しい場所へ移動し、安静にし、充分な水分と適量の塩分の補給が必要です。意識障害やけいれん、運動障害になっているような場合は、体が熱ければ保冷剤などで冷やすとともに、ためらわずに救急車を呼んでください。
(3) 予防としては、屋外では帽子着用、日陰での休憩、早めの水分補給と適量の塩分摂取につとめてください。建設現場作業において高い気温の下で作業を行った際、熱中症の症状で亡くなった例があります。屋内では部屋の温度をこまめにチェックしてください(室温の目安は28度を超えないこと)。また、溶接などの作業を行う場合は、作業上の換気・通風・送風を行い、作業環境を改善してください。作業者がエアークーラー付き作業着を使用するなど、個々人が体温調節を行うことも大切です。さらに日頃から水分・塩分を適度に摂取しましょう。
3. 自転車事故防止
自転車による死亡事故は2008年度〜2011年度で14件、今年度もすでに2件発生しています。技能実習生は移動に自転車を利用することが多いこと、夜遅い時間も外出することがあること、場所によっては街灯などの整備が不十分で、事故が起こりやすいことなどが背景としてあげられます。
(1) 自転車に乗るときは、明るい色の服装をし、自転車には反射板を付け、夜間はライトを必ず付けて走行すること。
(2)安全ルールを守ってください。
並進禁止、二人乗り禁止、飲酒運転禁止、運転中の携帯電話の使用禁止
2012年07月24日
(JITCO ホーム―ページより抜粋)
夏はエアコンの使用などにより1年間で最も電力を消費する季節です。東日本大震災以来、電力不足が続いています。今夏も各電力管内で電力不足が深刻だと見込まれるので、実習生の皆さんも節電を励んでくださいね。
1. 室温28°を心がけましょう。
2. カーテンなどで窓からの日差しを和らげましょう(エアコンの節電になります)。
3. 扇風機を使いましょう。扇風機により冷気を循環させると部屋の湿度も均一になります。
4. 冷蔵庫の設定を「強」から「中」に変え、扉をあける時間をできるだけ減らし、食品を詰め込まないようにしましょう。
5. 日中は照明を消して、夜間も照明をできるだけ減らしましょう。
6. エアコンのフィルターを定期的に掃除しましょう(2週間に1回程度)。