実習生の皆さん、12月が来て、日本の寒さももっと厳しくなってきましたね。日本の地域によって雪が降るところも雪が降らないところもあります。2年目、3年目の実習生の皆さんはも慣れたので暖かい服、滑りにくい靴なども沢山準備しましたね。しかし、初めて日本の冬を過ごす人は普段雪が降らないベトナムで積雪の道で歩いたり、走ったりすることがないので、積雪時に外出する際には十分注意して、「寒くて病気にならないようにする」「転ばないようにする」「転んでもケガをしないようにする」準備をしましょう。
★積雪時の服装・靴
暖かい格好をすることはもちろんのこと、転んでも
ケガをしないような格好をすることを意識しましょう。
★帽子をかぶる
転んだ時に頭を守ることをまず1番に考えましょう。
暖かい長めのマフラーを首に巻いておくのもとても
良いです。
★手袋をつける
暖かくなり、転んだ時に手をすりむいたりしないよう
にすることはもちろん、手をポケットに入れながら
自転車を走ることがないようにするためにも、手袋が必要です。
★溝が深い靴をはく
底が平らな革靴、接地面が小さなハイヒールなどで雪道を歩くのは滑りやすく大変危険です。雪国であれば冬靴が常備されていますが、ない場合はできるだけ靴底に溝がある靴を選んでください、長靴も適しています。
★積雪時の歩き方・注意点について
積雪時に屋外を歩く際には、滑りやすい場所を避けて、急がずゆっくり小さな歩幅で歩くことを意識しましょう。
★転びやすい歩き方をしない
雪道を歩く時は足下を意識する必要があります。急いでいたり携帯電話を操作しながら歩くと、注意力が散漫になるため危険です。また両手で荷物を持ったり、ポケットに手を入れながら歩くと転んだ際に体を守れないため、荷物は背負うようにしたり、手袋をつけるようにしましょう。
★自転車やバイクには絶対に乗らない
雪の日に自転車やバイクに乗るのは絶対にやめましょう。積雪した路面は滑りやすく、特に凍結した場所ではハンドルもブレーキもきかなくなり、大事故につながる恐れがあり大変危険です。
日常生活の留意点
(掃除からわかる“思いやり”)
今、日本で暮らしている皆さんは、部屋の整理整頓についてどんな工夫をされているでしょうか。仕事に慣れない内は、いざ「整理整頓しなきゃ!」と思い立っても、疲れて部屋に帰ってきた後では、腰が重くなってしまうかもしれません。かといって、何もしない訳にはいかないのも事実です。特に、住居が社員寮やアパートだったり、部屋が同僚との相部屋だったりすると、1人が掃除や整理整頓を怠ることで周りに迷惑をかけてしまうことにもなりかねませんね。
母国を離れて単身来日され、一定期間日本で暮らす技能実習生の皆さんにとって、掃除・洗濯・炊事等の家事を覚えることは、欠かせないものです。最初のうちは「面倒くさいなあ……」と思っても、ちょっとしたコツをつかむことで、
やりやすくなることもあります。
今回は、家事の中でも簡単な「掃除のコツ」を幾つかご紹介したいと思います。
準備編
①「窓を開けて部屋に風を通す」
① 出しっ放しの新聞、脱ぎっ放しの服を片付ける」
③「不用になった物やゴミを区分けする」
実践編
① 「畳や床に落ちたゴミ・髪の毛、ベッドの下の綿埃等
を取り除く」
② 「堅く絞った雑巾で埃を拭き取る」
ゴミの処理について
日本ではゴミの処理方法も住んでいる地域によって細かく定められたルールがあり、決められた日にゴミ回収に出し、ルールが定められています。ルールを守らないと多くの人が迷惑を受け、近隣住民とも良い関係を築くことが難しくなってしまうのです。 ゴミ捨て場は自分以外の人も使うことを考えて、綺麗に使うことを心がける思いやりが大切です。
ゴミ出しのルールについて曖昧な点やわからないことがあれば、早い内に身近な人に聞くなどして必ず確認しておきましょう。
どうして掃除が大切なのですか?
① 病原菌の住処となり、病気になりません。
② 日常の緊張や疲れを癒したり、明日への再生のプライベートな場所です。
③ 1人ひとりが周りに気を配り、同居人や部屋のに対する思いやりを行動で示していくことが大切です。
④ 技術・技能を学ぶと同時に、身の回りの整理整頓などを通じて“気配りの心”を身につけることは、帰国した後に日本で学んだことを説明したり、発揮される時にもきっと役立つはずです。
たかが掃除、されど掃除です。掃除1つにも、相手を思いやる気持ちが表れます。もう一度掃除のし方を、見直してみませんか?