雅やかな着物、鮮やかな浴衣、格好良い甚平、気品のある袴など、日本の民族衣装は美しいものが多いです。そして、そういった綺麗な衣装を支える日本の履物もたくさん美しいものがあります。
日本には独特な美意識に基づいた履物文化があります。それでは今月のKAIZEN便りは日本の伝統的な履物を紹介します。
① 下駄(げた)
「下駄」は最も一般的な履物の一つです。歩く時に、「カラン~コロン」の音を立てるのが特徴です。
下駄は足の大きさぐらいの木製の台で、柔らかい生地で作る鼻緒(はなお)によってぴったり足に履くことができます。典型的な下駄は、平面板の「台」と、それを支える2本の「歯」によって作られます。
下駄は普段の生活でたくさん見られているものです。浴衣や甚平等、日本の夏の衣装によく似あいます。
② 草履(ぞうり)
「草履」もまた、日本の伝統的なサンダルの一種です。伝統的な草履はイグサで作られるが、布製や、木製、革製や人工素材の草履も生産されています。
草履の種類がたくさんありますので、着物のような気品のある衣装からジーンズのような普段着用される衣服まで合わせることができます。
③ おこぼ
「おこぼ」は舞妓さんが履く高下駄のことです。柳の木材で、木目を活かしたおこぼが一般的ですが、黒い漆塗りのおこぼもよく見かけられています。そして、ベテランが黄色、新人が赤色等鼻緒の色は芸者のレベルを表しております。
④ 足袋・地下足袋(たび・じかたび)
二本指に分かれた履物2種を紹介します。
「足袋」は着物に合わせる白い靴下のことです。通常の靴下とは異なり、下駄やおこぼに合わせて履けるように親指とそのほかの指が分かれているのが特徴です。
「地下足袋」は、地面をそのまま歩ける足袋のことで、足袋と同じ形状をした伝統的な靴です。底の部分が丈夫なゴムでできて、農業や建設業、及び人力車の引き手などによく使われています。
⑤ 草鞋(わらじ)
「草鞋」は最も簡素な日本の履物で、藁(わら)の縄を編んで作られます。江戸時代まで、草鞋は日常的に使われた履物ですが、現代では主に僧侶などがよく履いています。
藁のほか、麻や綿、ヤシの繊維なども作られています。草鞋をきちんと履く事が難しいので、「草鞋 履き方講座」を設けられることもあったようです。
皆さんは好きな伝統履物は見つかりましたでしょうか?
日本は、果物が味も美味しい、種類も豊富だとよく知られています。現地の農園で自分の手で採り、そのまま食べられる果物狩りは最近日本の中でも流行っており、外国観光客に大人気です。
今月のKAIZEN便りは日本の果物狩り体験を紹介します。
① 果物狩りの仕方:
果物狩りの体験をするのに、入場料金を支払い、制限時間内(30分、60分など)は農園で食べ放題が出来ることが一般的です。お土産に持ち帰りたい場合は販売コーナーで購入することになります。
季節によって、収穫できる果物も違いますので、一年中楽しめる体験です。例えば、12中旬~5月中旬:イチゴ、5月下旬~6月下旬:サクランボ、7月末~8月末:もも、8月上旬~9月下旬:梨、7月下旬~9月:ぶどう、8月中旬~9月:リンゴなどです。
② どうして果物狩りが人気なの?
果物狩りは外国人観光客に大変人気です。それは、自国で味わえないものをたくさん食べられるからです。尚、農園の雰囲気も味わえるので、盛り上がります。
もう一つの理由は、日本の品種改良した美味しい果物が食べられることです。
大都市での観光と違って、農園体験をすると自然だけではなく、地元の人とも触りあうことができますので、外国人観光客にとってとてもいいわけですね。